月山富田城のお殿様 佐々木道誉
つづき。
佐々木道誉 (ささきどうよ)は
バサラ大名として知られています。
「バサラ」とは当時の風潮で
派手な格好・権威の否定・非常識な行動
などを意味します。
強い信念と実力が伴わなければ
このようなふるまいは普通はできません。
鎌倉幕府を倒してから数年後のできごとです。
道誉の長男、 佐々木秀綱 (ささきひでつな)一行が
鷹狩りを楽しんだ秋の帰り道。
比叡山延暦寺に属する妙法院というお寺の前を通りがかりました。
この妙法院で美しい紅葉を目にします。
すると家来が敷地に入り,
枝を折ってしまいました。
当然、妙法院の僧はこれをと咎めましたが
バサラの一行は素直に言うことを聞く訳もなく
反対にさらに大きな枝を折ろうとしました。
やがて兵僧が駆けつけてくると、一行を殴り飛ばし
門の外に放り出してしまいました。
この騒動を知った道誉は烈火のごとく怒りました。
そして、すぐさま300騎もの手勢で
妙法院に押し寄せると、火を放ってしまったのです。
実はこの妙法院の住職は皇族でした。
その権威をかざし、
常日頃から兵僧たちは乱暴・狼藉やりたい放題だったのです。
敬うに値しない者になど、媚びへつらう道理など無い
と、ばかりに道誉は焼き討ちという報復を行ったのです。
一方、たかが武士にやりたい放題された妙法院も黙ってはいません。
幕府に抗議し、道誉と秀綱への処分を求めました。
結局、2人は上総国(かずさのくに)に流罪となりました。
上総国に向けて京を発った
その一行の様子は見物人のド肝を抜きました。
比叡山で神と使いとされる猿の皮の腰当てをまとい
派手な衣装で着飾り、たくさんのお伴をはべらかし
行く先々では宴会を繰り広げるという
まさに豪華絢爛行列だったのです。
数年後、いつの間にか京に戻った道誉は
幕府の重臣として活動を再開します。
結局、幕府は道誉を失うことはできず
与えた罰は表向きなものにすぎなかったのでした。
つづく。
佐々木道誉 (ささきどうよ)は
バサラ大名として知られています。
「バサラ」とは当時の風潮で
派手な格好・権威の否定・非常識な行動
などを意味します。
強い信念と実力が伴わなければ
このようなふるまいは普通はできません。
鎌倉幕府を倒してから数年後のできごとです。
道誉の長男、 佐々木秀綱 (ささきひでつな)一行が
鷹狩りを楽しんだ秋の帰り道。
比叡山延暦寺に属する妙法院というお寺の前を通りがかりました。
この妙法院で美しい紅葉を目にします。
すると家来が敷地に入り,
枝を折ってしまいました。
当然、妙法院の僧はこれをと咎めましたが
バサラの一行は素直に言うことを聞く訳もなく
反対にさらに大きな枝を折ろうとしました。
やがて兵僧が駆けつけてくると、一行を殴り飛ばし
門の外に放り出してしまいました。
この騒動を知った道誉は烈火のごとく怒りました。
そして、すぐさま300騎もの手勢で
妙法院に押し寄せると、火を放ってしまったのです。
実はこの妙法院の住職は皇族でした。
その権威をかざし、
常日頃から兵僧たちは乱暴・狼藉やりたい放題だったのです。
敬うに値しない者になど、媚びへつらう道理など無い
と、ばかりに道誉は焼き討ちという報復を行ったのです。
一方、たかが武士にやりたい放題された妙法院も黙ってはいません。
幕府に抗議し、道誉と秀綱への処分を求めました。
結局、2人は上総国(かずさのくに)に流罪となりました。
上総国に向けて京を発った
その一行の様子は見物人のド肝を抜きました。
比叡山で神と使いとされる猿の皮の腰当てをまとい
派手な衣装で着飾り、たくさんのお伴をはべらかし
行く先々では宴会を繰り広げるという
まさに豪華絢爛行列だったのです。
数年後、いつの間にか京に戻った道誉は
幕府の重臣として活動を再開します。
結局、幕府は道誉を失うことはできず
与えた罰は表向きなものにすぎなかったのでした。
つづく。
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まとめteみた【ご先祖様を調べてみたら、こーなった】
つづき。佐々木道誉 (ささきどうよ)はバサラ大名として知られています。「バサラ」とは当時の風潮で派手な格好・権威の否定・非常識な行動などを意味します。強い信念と実力が伴わなければこのようなふるまいは普通はできません。鎌倉幕府を倒してから数年後のできごと...
コメント
佐々木道誉
カジヤ様、初めまして。mandaraganです。いつもご訪問有難うございます。佐々木道誉は、太平記でばさら大名として出ていました。ブログの記事に興味があります。又お邪魔させていただきます。
もし、よろしければ相互リンクお願いします。
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mandaraganさん
ご訪問・コメントありがとうございます。
こんな粗悪な記事で興味を持っていただけるなんて恐縮です。
相互リンクの件、こちらこそぜひよろしくお願いいたします。
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