月山富田城のお殿様 尼子持久・清定
つづき。
雲州 月山富田(がっさんとだ)城に入った
尼子持久 (あまごもちひさ)は
出雲国で尼子氏の地盤を築きました。
跡を継いだ持久の子 尼子清定 (あまごきよさだ)は
その地盤より、勢力の強化に努めることになります。
守護代として出雲国を治めることになった尼子氏ですが、
昔からこの土地に根付いていた国人たちから見れば
尼子はよそ者です。
隙を見せれば謀反を働くかもしれません。
そこで先代 持久は様々な策を講じていきます。
その一つとして、本家である京極氏の力を効果的に利用しました。
京極氏の後ろ盾によって紛争などを収め
それらの実績により、影響力を強めていったのでした。
また、地元に根付いた国人たちとの関係強化も熱心に行いました。
清定もこれらの策に倣います。
清定は仁多(にた)郡という土地を領地とする
真木朝親 (まきともちか)に接近しました。
朝親の娘をめとることにしたのです。
これは真木氏との関係を強めるだけでなく
鉄資源が豊富な仁多郡を勢力下におくことで
経済力の安定を狙ったものでもありました。
一方の朝親も、守護代である清定との結びつきは
今後の勢力保持に有益である、と考え
娘を清定に差し出します。
さて、やがて清定に2人の男子が授かります。
朝親は尼子氏の跡継ぎとなる孫を持つこととなり
以降、真木氏は重臣として尼子氏を支えていきます。
そんな中、都では大変な事件が起こっていました。
つづく。
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雲州 月山富田(がっさんとだ)城に入った
尼子持久 (あまごもちひさ)は
出雲国で尼子氏の地盤を築きました。
跡を継いだ持久の子 尼子清定 (あまごきよさだ)は
その地盤より、勢力の強化に努めることになります。
守護代として出雲国を治めることになった尼子氏ですが、
昔からこの土地に根付いていた国人たちから見れば
尼子はよそ者です。
隙を見せれば謀反を働くかもしれません。
そこで先代 持久は様々な策を講じていきます。
その一つとして、本家である京極氏の力を効果的に利用しました。
京極氏の後ろ盾によって紛争などを収め
それらの実績により、影響力を強めていったのでした。
また、地元に根付いた国人たちとの関係強化も熱心に行いました。
清定もこれらの策に倣います。
清定は仁多(にた)郡という土地を領地とする
真木朝親 (まきともちか)に接近しました。
朝親の娘をめとることにしたのです。
これは真木氏との関係を強めるだけでなく
鉄資源が豊富な仁多郡を勢力下におくことで
経済力の安定を狙ったものでもありました。
一方の朝親も、守護代である清定との結びつきは
今後の勢力保持に有益である、と考え
娘を清定に差し出します。
さて、やがて清定に2人の男子が授かります。
朝親は尼子氏の跡継ぎとなる孫を持つこととなり
以降、真木氏は重臣として尼子氏を支えていきます。
そんな中、都では大変な事件が起こっていました。
つづく。
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