松江城のお殿様 貧乏再び
つづき。
若き 松平治郷 (まつだいらはるさと)は
荒い気質と無鉄砲さが家臣を悩ませていました。
そこで、落ち着いたふるまいを目指すべく
家臣は治郷に茶の湯を進めます。
もともとお茶が好きな治郷は、見る見るうちにその才能を開花させました。
そんな趣味をもっていいた治郷ですが
家老、朝日丹波の貧乏脱出大作戦により
松江藩が悲願の財政再建を成功させると、暴走し始めました。
藩のお金に余裕ができてくると
高価な茶器を買いまくったのです。
国宝級の茶道具は集めに集めて800点ともいわれ、
その浪費ぶりは尋常ではありませんでした。
その結果、当たり前のように藩の財政は再び悪化してしまいます。
極貧の松江を救ったかと思ったら、
自ら元の貧乏藩に戻してしまった治郷。
藩主としての評価はいかほどのものでしょうか。
しかし、この行動には聡明な考えに基づいている、とも言われています。
当時、幕府は各藩に財政的負担を掛けることで
国力の増大を抑えていました。
参勤交代や幕命による寺社仏閣の修繕などにより
諸藩の財政事情は松江に限らず厳しかったようです。
さて、松江藩は松平治郷の代で
貧乏から一気にお金持ち藩になってしまいました。
これを治郷は心配したのです。
裕福になりすぎて幕府に目を付けられるのでは、と。
そこで、倹約から浪費へと方向転換した、というわけです。
つづく。
若き 松平治郷 (まつだいらはるさと)は
荒い気質と無鉄砲さが家臣を悩ませていました。
そこで、落ち着いたふるまいを目指すべく
家臣は治郷に茶の湯を進めます。
もともとお茶が好きな治郷は、見る見るうちにその才能を開花させました。
そんな趣味をもっていいた治郷ですが
家老、朝日丹波の貧乏脱出大作戦により
松江藩が悲願の財政再建を成功させると、暴走し始めました。
藩のお金に余裕ができてくると
高価な茶器を買いまくったのです。
国宝級の茶道具は集めに集めて800点ともいわれ、
その浪費ぶりは尋常ではありませんでした。
その結果、当たり前のように藩の財政は再び悪化してしまいます。
極貧の松江を救ったかと思ったら、
自ら元の貧乏藩に戻してしまった治郷。
藩主としての評価はいかほどのものでしょうか。
しかし、この行動には聡明な考えに基づいている、とも言われています。
当時、幕府は各藩に財政的負担を掛けることで
国力の増大を抑えていました。
参勤交代や幕命による寺社仏閣の修繕などにより
諸藩の財政事情は松江に限らず厳しかったようです。
さて、松江藩は松平治郷の代で
貧乏から一気にお金持ち藩になってしまいました。
これを治郷は心配したのです。
裕福になりすぎて幕府に目を付けられるのでは、と。
そこで、倹約から浪費へと方向転換した、というわけです。
つづく。
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