松江城のお殿様 松平宣維
つづき。
松平吉透 が38歳で死去したため
次男の 松平宣維 (まつだいらのぶずみ)が
7歳で5代藩主となりました。
松江藩はあいかわらず、天災や財政難に苦しんでいました。
宣維も財政の改善のため、さまざまな改革を行いましたが
やはり上手くいきません。
そんな中、宣維は 伏見宮邦永親王 の娘、
岩姫と結婚することが決まりました。
ですが、お金がなかったので婚礼の儀を延期する、という事態が起きました。
その後、なんとか岩姫を迎える事ができ、
岩姫は京から松江にやってきました。
京の都から遠く離れた山陰の田舎に、お嫁に行かなければならない。
さぞ、さみしく不安にお思いだろう、と
松江の人々は思いました。
岩姫の不安をなくすため、また、お祝いの意味も込めて
人々は太鼓をたたいて、にぎやかに岩姫をお迎えしました。
この町を挙げての太鼓たたきは
後に大きな行事があるときに行われるようになり、
やがて、毎年秋に行われるお祭りとなりました。
鼕宮という台車に乗せた
鼕(どう)と呼ばれる太鼓をたたきながら
町中を練り歩くこの祭りは
鼕行列 (どうぎょうれつ)といい、松江の秋の風物詩となっています。
松平宣維についてはこちらのエピソードも参照ください。
「 大明京のお話 補足2 」
つづく。
松平吉透 が38歳で死去したため
次男の 松平宣維 (まつだいらのぶずみ)が
7歳で5代藩主となりました。
松江藩はあいかわらず、天災や財政難に苦しんでいました。
宣維も財政の改善のため、さまざまな改革を行いましたが
やはり上手くいきません。
そんな中、宣維は 伏見宮邦永親王 の娘、
岩姫と結婚することが決まりました。
ですが、お金がなかったので婚礼の儀を延期する、という事態が起きました。
その後、なんとか岩姫を迎える事ができ、
岩姫は京から松江にやってきました。
京の都から遠く離れた山陰の田舎に、お嫁に行かなければならない。
さぞ、さみしく不安にお思いだろう、と
松江の人々は思いました。
岩姫の不安をなくすため、また、お祝いの意味も込めて
人々は太鼓をたたいて、にぎやかに岩姫をお迎えしました。
この町を挙げての太鼓たたきは
後に大きな行事があるときに行われるようになり、
やがて、毎年秋に行われるお祭りとなりました。
鼕宮という台車に乗せた
鼕(どう)と呼ばれる太鼓をたたきながら
町中を練り歩くこの祭りは
鼕行列 (どうぎょうれつ)といい、松江の秋の風物詩となっています。
松平宣維についてはこちらのエピソードも参照ください。
「 大明京のお話 補足2 」
つづく。