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松江城のお殿様 神様のお出かけ

つづき。


松平直政 が出雲国松江藩にやってきて10年。

松江は未曾有の大凶作にみまわれました。


人間の手ではどうしようもないこの事態に

直政は神の力を求め、

松江城の神主、松岡兵庫頭( まつおかひょうごのかみ )に命じました。


松江城の稲荷神社の御神霊(おみたま)を

芦高神社にお運びし (現在は阿太加夜(アダカヤ)神社と呼ばれる)

長期間、五穀豊穣を祈願させたのです。


御神霊は松江城から3里先の芦高神社まで

船で宍道湖から川を東へ向かいます。


この神様のお出かけを

松江城山稲荷神社式年神幸祭


(まつえ じょうざん いなりじんじゃ しきねん しんこうさい)


と呼びます。


この行事は12年に一回行われることになりました。


それから160年後の神幸祭は

嵐の中で行われました。

神様を乗せた神輿船はとても危険な状態で川を渡っていました。


これを見た地元の漁師たちは、自分たちの船を出し

神輿船を救い見事に送り届けたのです。


それからというもの、神幸祭には漁師たちの

櫂伝馬船(かいでんません)が神輿船を曳くようになりました。


そして、回を追うごとに櫂伝馬船の数は増えていきました。



いつしか、この行事は松江の大切なお祭りとなり

その漁師たちの掛け声

「ほーら」 「えんや」 より

ホーランエンヤ


と呼ばれるようになりました。



このお祭りは現在も続いており

100隻の大船団が川を進み

船上では独特な舞が行われる勇壮なお祭りで、

日本三大船神事のひとつになっています。


つづく。






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