松江城のお殿様 築城へ
つづき。
新しいお城の候補地もあがり、
出雲国の状態を調べるため、忠氏は各地をまわっていました。
月山富田城から西へ行った大庭村というところに
神魂神社(かもすじんじゃ)という神社があり、
ある日、その神社周辺の調査をすることになりました。
神魂神社には、役人すら立ち入ることが許されない聖域がありました。
忠氏はその聖域にも入ろうとしました。
村人は
「おやめください。お入りになれば必ずや神罰をお受けになられます。」
忠氏を止めようとしますが、
「何を言うか。
これからこの国を治めねばならぬ領主であるわしには
わずか足りとも知らぬことはあってはならんのだ。」
と、村人を一喝し ただ一人森の奥へ入って行ってしまいました。
しばらくして、忠氏が戻ってきました。
顔は紫色で、とても具合が悪そうな様子でしたが、
忠氏は森の中での出来事を話そうとしませんでした。
富田城に帰った忠氏は、その夜のうちに死んでしましたした。
27歳という若さでした。
人々は「出雲神の御乱」と呼び、恐れおののきました。
一説にはマムシにかまれたとも言われています。
忠氏の死は、城地選定にしぶっていた父吉晴を決断させることになりました。
忠氏の遺志を継ぎ、新しいお城は亀田山に造ることに決めたのです。
そして、築城へとなるのですが、
それは容易なものではありませんでした。
つづく。
新しいお城の候補地もあがり、
出雲国の状態を調べるため、忠氏は各地をまわっていました。
月山富田城から西へ行った大庭村というところに
神魂神社(かもすじんじゃ)という神社があり、
ある日、その神社周辺の調査をすることになりました。
神魂神社には、役人すら立ち入ることが許されない聖域がありました。
忠氏はその聖域にも入ろうとしました。
村人は
「おやめください。お入りになれば必ずや神罰をお受けになられます。」
忠氏を止めようとしますが、
「何を言うか。
これからこの国を治めねばならぬ領主であるわしには
わずか足りとも知らぬことはあってはならんのだ。」
と、村人を一喝し ただ一人森の奥へ入って行ってしまいました。
しばらくして、忠氏が戻ってきました。
顔は紫色で、とても具合が悪そうな様子でしたが、
忠氏は森の中での出来事を話そうとしませんでした。
富田城に帰った忠氏は、その夜のうちに死んでしましたした。
27歳という若さでした。
人々は「出雲神の御乱」と呼び、恐れおののきました。
一説にはマムシにかまれたとも言われています。
忠氏の死は、城地選定にしぶっていた父吉晴を決断させることになりました。
忠氏の遺志を継ぎ、新しいお城は亀田山に造ることに決めたのです。
そして、築城へとなるのですが、
それは容易なものではありませんでした。
つづく。
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